作品集

Rise Stay OSAKA

コンセプト

建物は個人オーナーの民泊施設です。
敷地は大阪市内JR鶴ヶ丘駅から徒歩数分の距離にあり、昔からある長屋が点在する密集した住宅街の一画にあり、公道から幅3ｍ×長さ16mの路地を通って奥にある建物に繋がっています。
さらに5m×16mという細長い形状の敷地に対して、建物の中央に中庭を設けることで、室内に豊かな自然光を取り入れるように計画しました。
木造3階建ての中に、LDKと2部屋の個室、そして水廻りというシンプルな構成。
宿泊可能な最大7人のプライバシーを確保しつつ、開放的な内部の広がりを生み出しています。
また、建物の中央にある階段の壁に開口を設けることで、中庭に面した窓から自然光が時間と共に角度を変えて降り注ぎます。
今回の計画では建築、インテリアデザインだけでなく家具や食器のセレクトに至るまで、全て私の事務所でコーディネートできたことはとても素晴らしい体験でした。
住宅街の中で建築する民泊には、近隣住民とのコンセンサスを得ることが重要で、結果としてコミュニティ向上の一役を担えるよう期待したいものです。

概要

□用　　途／民泊施設
□所 在 地／大阪府大阪市東住吉山坂
□竣　　工／2020年4月
□構　　造／木造在来工法
□規　　模／地上3階
□敷地面積／130.03㎡
□建築面積／47.22㎡
□延床面積／121.46㎡